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意外と見落としがちな「紙類の湿気ダメージ」を防ぐ簡単な方法

紙が湿気でダメになる日常、見直しませんか?

紙類──それは日記、取扱説明書、大切な書類、雑誌や思い出の手紙など、私たちの生活に静かに寄り添っている存在です。しかし、これらは湿気にとても弱い。梅雨時期や結露の多い冬場など、気づかないうちにふやけたり、カビが生えたりして、取り返しのつかないダメージを受けてしまうことがあります。

この記事では、「紙類の湿気対策」をわかりやすく、誰でもすぐできる方法でご紹介します。地味だけど生活の質が上がる、そんな知識をお届けします。


よくある紙類の湿気ダメージ

  • 角がふやけて波打つ
  • 印刷がにじむ
  • シミが浮き出る
  • カビの発生(特に段ボールや古紙)
  • 虫(シルバーフィッシュなど)が寄ってくる

これらはすべて「空気中の湿度」が原因です。特に湿度60%を超えると、紙類への影響が加速度的に高まります。


紙類の保管に湿気対策が重要な理由

湿気の影響を受けた紙は、元に戻せません。デジタル化できない資料や思い出の手紙などは、損傷すればそれで終わりです。

また、カビが生えると健康被害の原因にもなります。鼻炎やアレルギーが慢性化する原因が「古い紙に生えたカビ」だった、という事例もあります。


今日からできる湿気ダメージ対策【実用編】

1. 保管場所は「空気が動く場所」にする

紙は密閉された棚や押し入れよりも、「空気が流れる」場所に置くほうが安全です。風通しの悪い場所では湿気がこもってしまい、カビの温床になります。

対策例:

  • 押し入れの戸を少し開けておく
  • サーキュレーターで定期的に空気を循環
  • 書類は床置きしない(床は湿気がたまりやすい)

2. 乾燥剤(シリカゲル・備長炭)を活用する

書類を収納する箱や引き出しに、小さな乾燥剤を入れておきましょう。

  • 100円ショップでも手に入るシリカゲルはおすすめ
  • 備長炭は再利用可能でエコ。布袋に入れて書棚に設置するだけ

ポイント:月1回程度、天日干しで効果を回復できます。


3. 「密閉+脱湿」が最強の組み合わせ

大切な紙類(証書、卒業証書、契約書など)は密閉ケース+乾燥剤で守りましょう。

  • 書類ケースに除湿剤をセット
  • 衣類用圧縮袋を代用するのもアリ
  • 透明なチャック付き袋(ジップロック)でも一定の効果あり

4. 段ボールは長期保管しない。紙類専用の収納に切り替える

段ボールは湿気を吸いやすく、虫の温床にもなります。大切なものは専用のプラスチック収納に移しましょう。

おすすめ:無印やニトリの「引き出し式収納ボックス」


5. 紙の詰め込みすぎをやめる

「重ねすぎた紙」は空気が通らず、湿気がこもります。

  • 1つのファイルに入れる紙は20〜30枚程度に
  • 定期的に中身を見直して「空気の通る隙間」をつくる

応用編:本棚やアルバムのカビ対策

  • 本棚の背面に新聞紙を敷く(湿気取り+交換可能)
  • 月に1回、本棚の掃除と風通しを意識
  • アルバムはファイル式+乾燥剤を併用

まとめ:紙類は「見えない湿気」との戦い

湿気対策は「地味」で「手間」に感じるかもしれませんが、日々の少しの工夫で、大切な思い出や情報を守ることができます。

あなたの紙類、ふやけたりカビたりしていませんか?
今日からできる、簡単で効果の高い湿気対策。
ぜひ、見直してみてください。

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